今月今夜のこの月が僕の涙で曇りますように

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『es[エス]』

『es[エス]』という映画があります(監督: オリバー・ヒルツェヴィゲル )。
1971年、アメリカはスタンフォード大学で有名なある実験が行われました。
通称「監獄実験」。多額の報酬によって被験者を募り、
(その人たちは全くの「フツウノヒトビト」でした)
その被験者たちを全く無差別に「看守役」「囚人役」に分け、
2週間ほど看守たちに囚人たちを監視させる、と言う
実験自体は簡単なものです。

が、実験を始めてすぐに、看守側は囚人たちに冷淡で乱暴になり、
囚人たちは卑屈になる、という劇的な結果が現れてきます。
あまりにも結果が顕著であったため、実験は予定よりも
短期間で終了したと言います。
この、実際に行われた実験を映画化したのがこの『es[エス]』というドイツ映画なのです。

もちろん普通のサスペンス映画としても楽しめましたが
(ただ、実際の実験よりもかなり誇張してあるようです)、
私がこの映画を観たがったのは、実はワタクシ、
大学で「社会心理学」という講義をとっていたからです。
この監獄実験は、社会心理学界では知らない人はいない、
と言うくらい有名な実験なのです。


「人間の思考や行動は、その人の性格によって決まるのか、
 それとも環境で決まるのか?」と言うのは
心理学界での永遠のテーマです。
そして社会心理学の実験は、「一人の人間」というものを
軽々と乗り越えてしまうのです。

例えば「社会的手抜き現象」。
要するに、集団で同じ作業をすると、皆が手抜きしだす、というもの。
また、コレも監獄実験と似たものですが、
ミルグラム(アメリカ・イエール大学の学者)の実験も有名です。

まず被験者たちはガラスで仕切られた部屋へ通されます。
ガラスの向こうには同じように被験者たち。が、実は向こう側の人々はダミーで、
実際は被験者ではありません。仕掛け人みたいなもの。
被験者たちはそれを知らずに、ダミーたちに質問をします。
ダミー側はそれに対して答えるのですが、誤った答えを答えると、
被験者側の人々はダミーたちに電気ショックを流すのです
(が、もちろんコレは演技です。)。

電気ショックは15ボルトから450ボルトまで加えることが可能です。
ちなみに、我が家の電子レンジの電圧は100ボルト。
当初、精神科医たちの予想では、100ボルト以上の電気ショックを流すような人々は
被験者全体の3.7%程度だろうと予想していました。

が、結果は予想を大きく上回り、120ボルトから450ボルトまでの
電気ショックを流した人が全体の6割を超えたのです。
つまり、人間はある環境に陥ると、残酷なことをすることが
可能になってしまうのです。
集団での規則に忠実であることの残酷さ。

あなたは「あなた」を生きていますか?
ちなみに上記の監獄実験は、現在では禁止されています。

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今年23歳の♀。秋田に生まれ
今は東京に住んでます。
音楽と猫とパンダを愛する、
やや情緒不安定な日々。

THE EASY WALKERSとかTOBYASとか
ロックとかその辺を愛しています。
ゴスロリお洋服も好きよ。
目下ロックンロールをお勉強中。


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